アラスカ キナイ半島 フィッシングレポート。   No1
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Alaska Special No1
■■■ 9/13 キナイ リバー ・ シルバーサーモン  ■■■
9/13
5:10 起床。 まだ薄暗い。
ロッジの前の池には、今日もモヤがたちこめている。
アラスカへ入って3日目の朝である。

起きぬけに カロリーメイトをほおばり、水で流し込む。

5:30 ジョニーも起きてきた。
作ってくれた朝食はベーコンエッグと マフィン。ウマい。

身支度をして、ウエーダーをはいて出発。 

6:30 キリの中、ハイウエイをニキスキ(Nikiski) からキナイ(Kenai)へ向かう。

朝早いのに対向車がたくさん。
ニキスキのアグリプラントの工場の交代時間なのだそうだ。

10分程度走り、左へ。
     

キナイの港を過ぎ、キナイリバー河口の橋を渡る。

荒涼とした 河口。

車から降りてポイントをチェック。

「ほらセイウチがいるでしょ、あれがいっしょけんめい
  動いてるとサカナがいるってことなんだよ」

セイウチは休んでる。
シルバーサーモンはいないのか?
このポイントは過ぎたのか、それともまだランは始まって
いないのか・・・・。

     


シルバーサーモンは1日に数十キロ遡り、移動が早いとのこと。
潮や水量、気温、日の高さ、カモメやセイウチの様子などから
シルバーサーモンの位置を推測するのだ。

写真中央上部の黒いのがセイウチ・・・。

     


7:00
昨日と同じ、ジョニーの友人のフィッシングロッジ河原へ。 

昨日購入した、 スプーン でキャスト開始。

ジョニーのアドバイスでは、底を這うかバンピングに
近い動きでリトリーブするんだそうだ。

そのとおり、それでやると、程なく ヒット!!

       
 明確にアタリがあり、バシっとアワせる。

 寄せてくると、ピンクサーモン。
 55cmといったところか・・・。

 5投に1回はピンクがかかるようになる。

 メスはファイトが面白いが、オスはノソ〜っと寄ってくる。

 ジョニーは、自製の「スジコ」のぶっこみで、鈴つけて、
 極楽フィッシングをキめこんでいる。

 流れがよどむポイントで、渦ができ逆流している流れを作
  っている。
 下流にボク、上流にジョニーというカタチ。

 しばらく ピンクサーモンと遊ぶことになる。
       
8:30ころ。
「バッシャーン」
という音とともに、

 「He-Y、 Silver だヨ!」

と、ジョニーにシルバーがかかる。

ピンクのファイトとは比べ物にならない!!

ジャンプ、回転、潜行・・・格段にアグレッシブ!!
数分のファイトの後、見事ランディング。 デカ!!!

バッタンバッタンと跳ね回る。
それを 石で アタマをたたき、気絶させる。 キープ。
河に遡上しだして、2日目くらいのメス。
色に赤みがさして、その色から何日目くらいかわかるそ
うだ。

はじめてみる シルバーサーモンの魚体。
ウロコもしっかりしている・・。

75cmはある。。

あのファイト。味わいたい。
 「シルバー、いるよぉ!」
やるきモード全開。
キャストを繰り返す。

ほどなくして、またジョニーにヒット!!!
今度はさっきのより大型。オス。
ツガイだったのか?
これで、ジョニーはリミット達成。

「ここやってごらんよ!シルバーいるよ!!!!」

ジョニー オススメ のスプーンをセット。

そしてポイントもジョニー オススメ の場所へ入る、

このスプーン。。23g・・
カラーリングは蛍光緑〜蛍光オレンジのグラデーション。
ジョニーが考案したカラーとのこと。

流れが渦を巻いているところを中心に攻める。

そして僅か 約10分。

「グワン!」 

という感触とともに、バッシャーンとジャンプ!!。

とうとうぼくにもキた。
きた !!!!
キタ---- !!  (;`ー´)o/ ̄ ̄ ̄~    >°))))彡 


       

ヒットポントは 岸から僅か4mくらい。
比較的手前。。

しかし、その数メートル手前でジャンプと抵抗を繰り返す!
やばい・・近過ぎ???

パワーはピンクとは比べ物にならない!!!!

しかもラインが出ていないため、ダイレクトに伝わってくる。

早く勝負をつけたかったので、ロッドとラインを信じて
強引に寄せてくる。

たのむぞ、TENRYU SWAT!!!


見事ランディング!!ズルズルと川原ににひき上げる。
魚体は「ギンピカ」

「やった〜」
「タッヤー」   

サカナをシめてキープ。

よし!!アラスカのファースト シルバーはキャッチした!
       
あとはもう1尾!!

気合いが入りキャスト開始。

そして、すぐにヒット!!!    コシでアワせる!!

キタ〜!!!              (;`ー´)o/ ̄ ̄ ̄ ̄~  >°))))彡 

つえぇ!!!! ジャンプ!! ローリング!!

なんなんだ、このファイトは!ハラハラ ドキドキ!!!   たのしー!!!
時間をかけて、寄せてくる。
さっきより、一回り大きいシルバー!!!メス。


シめて、滔々と流れるキナイリバーを改めて眺めつつ、 イップク。   (´ー`)y-~~

ん〜〜〜〜〜〜〜たまんなーい。

これシアワセ? そうシアワセ・・。
       

ジョニーの釣った魚体は少し赤みが刺しているのに対し、
ボクの釣ったのは「ギンギン」なのだ。

左2尾がボクが釣ったサカナ。
右2尾がジョニーが釣ったサカナ。

どちらもシルバーサーモン。
ギンギンなのが 今朝 海から上がってきたサカナで
赤みが差しているのが、遡上しだして2日目。
たった2日で、色にこれだけ差が出る。

       

今朝遡上したてであるという証は色もさることながら
海で付着する寄生虫:シーライス がまだ生きた状態
で付着している。

方や遡上2日目のほうにはシーライスはいない。
淡水で、とれてしまう。

今釣っているのが 河口から約15kmくらいのポイント。
で、今朝遡上したて。

このスピードで移動されると、
そのポイントを推測することはムズかしい。

ガイドの勘と経験がモノを言う。
そして スプーンとポイントのマッチングは見事! 

       

しばらくここで、遊んだ後、サバく。


メスからは スジコがたくさん。 オスからは白子も。
「日本にイけよ〜」
とジョニーがサカナを濯ぐ。

4尾をブラさげて、車に戻る。


車には 隣の台座で釣りをしていたらしいご老人が、
ジョニーに様子を聞きにきた。

老人はシルバーが釣れず、 我々がリミット達成したこと
に驚いていた。

10分程度会話をし、その場を離れる。

「オジいちゃん、釣れなイんだって。」
「けどうちらはラッキーだったね。」
「いや、テクニックだよ!」

10:15
キナイリバーを渡る。
橋のたもとのシーフード冷凍やさん(?)へ、ぼくが
日本にシルバー持ち帰るための発泡スチロールケース
を購入。
デカ!!! 120×40× 50 くらい。
これ持ってかえんの  \(◎o◎)/!
というくらいデカイ。

それから、昨日からの約束の POST OFFICEへ寄っても
らい、家族にカードを出す。

       

氷も購入し、対岸のパブリックの釣り公園へ。

こちらは日向で、暖かく、キモチいい!!いい天気だ。

たとえシルバーが釣れても、リリースするのが条件。
しかし、シルバーは一向に釣れず、ピンクばかり。


ジョニーは飽きて昼寝・・・

と、、若い19歳くらいのかわいい女の子が、
ごっついベイトリールを持ちウエーダーを
履いてボードウォークを歩いて河に入っていく。

ジョニーが声をかけるが、どうも、コトバ(英語)が
通じないらしい。

「かわイイねぇ・・教えたいねぇ」

このスケベオヤジぃ!!!

と思いながらその女の子を見てみると、ピンクを釣り
まくっている。

風景と、その女の子が妙にマッチしていて、いい光景
なのだが、写真をとるのもヤボかと、シャッターは切
れなかった。

そこで ピンクとあそんで、終了。

       

14:00 Stop Fishingとした。

軽く 食料買出し。 ガス補給。

ジョニーのロッジも戻って。ランチ。

ジョニーの作ったサンドイッチ。
カウンターの上にオモムロにおいてあるので、遠慮なく

「これボクたべていい?」

「どうぞどうぞ!」

これが ウマいのだ!!!

まったりしていると
近くに住む ナイスな若者、デイブ(Dave)が来て
お手伝いをしてくれた。

慣れた手つきで 獲物をパッキングして冷凍してくれる!!!
これでカチンコチンに凍らせたのを、日本へ持と帰ら
せるのだ・・
ホント持ってけるのかな・・?
重量制限とか、心配やなぁ・・。・

ノースウエストでは直前に、スーツケースの重量制限
が変わるなどして、だいぶ追加料金がとれらると
聞いている・・

「だいじょぶかな?」

「ダイジョブダイジョブ!!」

       

昼過ぎである。

ロッジの庭から見上げる林から太陽が覗く。

太陽は低いため、横からモロ視界に入りまぶしい。

今日はこれから、
「スチールヘッド狙い」の時光さんと合流。

その前に一発、今日のシメとして
レインボーにチャレンジだ!!!


       



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