アラスカ キナイ半島 フィッシングレポート。   No6
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■■■ たのむよ・・・ジョニー ■■■

■■ Johnnie's Lodge ■■

バンから荷物を降ろし、ロッジへ入る。
キッチンを通り抜け、リビングへ。

リビングは東向きに一面ガラス張りの窓。
目の前には湖が広がる。
光に映えてキレイだ!!

一番手前の木には巣箱が掛けてあり、小鳥、リスが来る!!

聞けば、手作り・・・
ジョニーがロッジの中を自慢げに案内してくれる。
ジャグジー、そして広いトイレ!!

これがフィッシングロッジなのか・・・。

うらやましい。。。

  
リビングの窓から リス。。  壁には、巨大なキングサーモン、トラウトの剥製たち。  
 

ロフト。    そしてターポンの剥製!!    

18:30 まだ明るい。

タバコを吸い、ジョニーにビールをススめられ
まったりしていた。

すると、視界の脇に、何やら黒い物体が動いているのに
気がついた。

窓の外を見ると・・ムースだ!!!!

おぉぉ!!!!ムースが現れた!!!

「ジョニー、ジョニー、ムースだ!!」

カメラを出そうとバッグに手を伸ばす。

「ゆっくり 動いて。。」

とジョニー。

なんとかシャッター押したが・・タイミング少し遅かった
かな???

・・ここまで・・今日・・いろいろ起こりすぎ・・・。

     
■■ たのむよ・・ジョニー・・!!! ■■ 

今回の滞在とフィッシングについて、いろいろ気になっていたことを聞いてみる。 


■■■■

「ジョニーさん、洗濯はできますか?」

「あぁ、ランドリーはないよ。で洗うネ。」
 
おぉ?\(◎o◎)/!

これは予想と違うぞ?!?! 旅行社のUさんからのメールには「洗濯はできます。」とあった。

そりゃ手で洗えばできるわなぁ・・。 ま、手で洗うぐらい、けっこう慣れてるからいいが。


■■■■

「ジョニーさん、インターネットは使える?」
「2週間前にハズしたよ」
 
むむむ。。(ーー;)  ロッジなら使えるとフんでたんだが・・・・


■■■■
 
そして、目当ての剥製のコトを聞いてみる。

「グレーリング キャッチしたら、剥製作りたいんだけど?」

「あぁ、ぐれーリングはこのヘンにはいないねぇ。だめね」 

え?? (ーー;) 

あこがれのグレーリングなんだけど・・・。 剥製作りたかったんだけど!!

■■■■
 
んじゃ、ドリーバーデンだ。

「ドリーはいる? 剥製作れる?」

「ドリーはいるけど、釣れるかもねぇ。 あと剥製、めんどう。」

・・・ (ーー;) ・・・・あれ・・・

確か剥製できるって・・・Uさん言ってたよな・・・?

Jane'bのマスタに クレーリングの剥製を贈りたかったし、自分もドリーとグレーリングがほしかった。
 
プランの半分がツぶれた気分だった。 

ん〜〜〜〜〜                        (ーー;)

■■■■

19:00 まだ明るいが、夕食。 

ジョニーがカニをボイルしてくれた。
ブロッコリーのソテー。そしてライス。

ジョニーの奥さんは日本人。日本のコトは、よーく わかっている。 ライス なのだ!!

「じゃたべよう。」
「ほら食え!」と言わんばかりに ドーン とでてきて、おもむろにカニの甲羅をパカっと開け、カニミソを
ツマミながらメシを食う。

「いただきます」もビール「かんばーい」もないまま。 ひとしきり食う・・・。
乾杯くらいあってもいいじゃん・・これ、ぼくだけの常識かしら??(きっとそうだ)

■■■■

腹を満たし、風呂へ。

靴下、パンツ、Tシャツ を洗い。体も洗い、ジャグジーに 浸かる。

さぁ、どうしたものか・・・ 


今日、いろいろ起こりすぎだよ・・・疲れたよ・・そして、


洗濯・・・・・・ ×
ネット・・・・・ ×
グレーリング・・ × 
ドリーバーデン・・望みウス。
剥製・・・・・・ ×

長旅の疲れと、ほんの少しの落胆が重なって、ブルーになった。 _| ̄|○ 
ブルーになるために20時間近くかけて来たんじゃないのに。

疲れたアタマをフル回転して思考してみる。

  自分の身に置き換えて見ればどうだ?

  たとえば、自分が「湯川」のガイドになったとして、「ヤマメを釣りたい」という客が軽井沢に
  来たとして、100%その望みを叶えられるかといえば、決してそうではない。 

  東北を旅行したときの、唐桑半島の釣具屋のおばさんの言葉を思い出す。

  「おにいさん、釣りはね、できてよし、としなきゃいかんよ」

  そうだ、釣りはできるだけでシアワセなのだ。   そして旅も同じ。

  ましてや、ここは日本ではない。  
  自分の常識が通用するワケではないのだ。
  いくら¥を払っているからといって、何でも思い通りなるわけじゃない。

「現地では、ガイドもゲストも対等・」 という某ガイドブックの言葉を思い出した。 

さらに・・ここに来たのはブルーになるためじゃなく楽しむためにきているのだ。


  ハプニングもヨシ!
  予想外もヨシ!
  費用対効果無視 上等!!! 

今日は疲れている。

とにかく、ゆっくり休んで、元気になって、起こる全てのこと を楽しもう。

そう決めた!!

フロから上がって、さっぱり!! 


荷物の整理、明日のタックルの準備をする。
 
ジョニーがインフレータブルマットとシュラフをもってきてくれた。

リビングルームのほうが暖かいので、そこで眠ることを薦めてくれた。

10:00就寝!!!。  おやすみ。 (-_-).。oOO グゥグゥ・


■■ なぜか目が覚めた ■■ 
まだ暗い。3:40。
時差なのか、緊張なのか、覚めてしまった。
6時間しか寝てない。。

就寝してから、気を失ってタイムスリップしたかのような感覚。
コドモのころ不機嫌に眼が覚めたような感覚。
まだ少しブルーなキモチが入ったままか・・?

日本時間たぶん20:50。
レンタルした携帯TELを見てみると、アンテナが1本立ってる。
カミさんの携帯にかけてみる。。。

「もうホームシックか!?!?  いやいや、むこうが心配してるといかんしな・・。」

などと,自分ツっこみしながら接続を待つ。カミさんが出た。 元気そうな声だ。 よかった。

あ、それと息子の誕生日だ・・・。 しかし、通話料が高いため、無事に着いたこと と いろんなコトが
起こりすぎて、ある意味楽しいかったこと なんかを伝え、電話を切った。

不健康そうな蛍光紫のスポーツ飲料「Power Ade」(コカ・コーラ社製)で喉を潤し、
タバコに火をつける。

「遠くに来た」

と勝手に感慨にフケる。
一息つき、無事を伝えられたことで、フワっと気分が軽くなり、フィッシングへの期待が高まる。

タバコを2本吸い終わり、暫くすると、ネム気がさしてきた。
シュラフに入ると程なく眠りについた。

     


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