アラスカ キナイ半島 フィッシングレポート。   No13
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■■■ 9/15 いざ! ニニルチック リバー (Ninilchik River) へ

ランチを済ませ、バンは、ハイウエイを北に向かう。


15分ほど走ったところで、右へ曲がった。


5分ほどで、道がダートになると、ジョニーは携帯電話を取り、なにやら友人のウチへ
電話しはじめた。


「キミんちから100ヤードくらいのとこまできたんだけど 寄っていい?釣りしたいん
 だけど、車置かせてよ」

みたいなことを言っている。


やはり、長野や栃木のように「ちょっとしたスペース」へ駐車して、釣ってくるという
わけにはいかないようだ。

それに、ここは少なくともニキスキから60kmは離れている。

こんなところにも日ごろの「友人」がいる、ということに少し驚き。

さすが、プロのガイド!!。

   と、前向きに思ったが、単純に考えれば、ただの話好き ?
   ガイドもさ、フツーのシゴトもさ、人間関係広げるってことは大事だよな。やっぱり。
   その点ではさ、ジョニーはヌキに出て話し好きだよな。
   これが友達や仲間を広げる第一歩なんだな・・ (^。^)


車は間もなく、人家、そしてその裏手へ。 

家を回りこむと・・

 なななんと、ムースが、

クレーンに釣られて、解体寸前

じゃないですか!!

ジョニー、時光さん、ぼく  3人で、
車の中で「おぉぉぉぉ!!!」と驚き、
ジョニーはすぐさま車から出て、獲物ゲットの友人を
たたえている。

近寄ってみると、
デカ!

生きていれば、「グロい」ということにもなるのだが、
それは、既に「解体寸前の肉」として目に映った。

さすが、狩猟民族!?!?!

ズボンは血だらけ・・・しかし、ハンターのオジさんは
ニコニコなのだ。



    
口からは、それまで食べていたんだろうと思しき草がハミ
出ている。

丁度、1歳半くらいで、角がはえかけ。

このくらいがウマいのだそうだ。

2歳を超えると肉が硬くなるんだそうで。

(@_@;)  (゜o゜)

不思議なことに獣臭さとか、そういった”匂い”は
まったくない。

一瞬「あ、食ってみてぇ。。」思ってしまった。
しかし、これで冷蔵庫に1週間は寝かさないと
食えないらしい。


未だ大洗での「アンコウの吊るし切り」さえ見たこと
ないのに・・・
こんなところで「ムースの吊るし切り」に出会って
しまった。

    

人懐こいイヌがまとわりついてくる。
口の周りが赤い・・・

解体中のムースの血ぃをペロペロ飲んだんだそうだ・・・。

血の味を覚えた犬・・・ある意味おまいはシアワセだね。

おまえ、その口でぼくのウエーダーをペロペロしな
いでくれ。。


気のよさそうな、おじさんは「ムースの角見せるよ」
といって家に招き入れてくれた!!。

2階へ上がる階段の正面に巨大なムースの角!!
そして反対側には「ビッグホーン」の山羊。
イイモノを見せてもらった。。


    

なにやら、これから行くところはクマが出そうなところ・・というのがが聞こえた。

ぼくは ベア・ベルをバックに付け、川に入る準備をする。
しかし、ハンターのおじさんは、

「んなもの、アメリカ本土からくる観光客しかつけねぇぞ!!」


はいはい、わっかりました! ハズします!!!  (ーー;)  (゜o゜)

なんだよ!アラスカだろ!! 軽井沢のほうが熊の遭遇率高いってか!?!?!?



川へのエントリーポイントはそこから再度車に乗り、1分ほど走ったところだった。

少し高台から、原野の中をチョークストリームが蛇行しているのが見下ろせる。

アラスカっぽい!! スバらしい!!!

うぅぅ 「野生」を感じる。

装備を最小限にし、川へ向かう。

ジョニー・・歩くのはえぇぇよ!!    


川へ到着し対岸に渡り、フィッシングスタート。

「ルアーはここでやって。
 フライで先にいくから、口笛が鳴ったら、下ってきて。。」

ジョニーと時光さんは釣り下る。

イップクし、一息ついたところでキャスト開始。

12LBラインに替え、ビートルナッツ、アイルマグネット、
 山女魚スプーン を試す。
 気配濃厚・・・
 丁寧に・・・
 集中・・

 あれ?
 ちょっとまてよ・・・
 ジョニーたちはどこいった?
 下流だよな?

 残されてしまった・・・ サビしい・・

 というより、「ヤバイ!」というカンジ。
 野生の匂いがプンプンする・・。

 しかも羽虫の寄ってきて、なにかブヨみたいのがたかる。
 蚊も!!!
 タバコ吸い続け、キャストを繰り返す。
    
「ピュー!!」
っというジョニーの口笛が聞こえたので、口笛で返し。
釣り下る。川に沿ってヤブをかき分け。

ところが、二人の踏み後が分らない。  (◎o◎;)

しかも原野であり、連続した谷地坊主で形成された川岸
であるため、ところどころスポットがあり、踏み外す・・
足場を確かめながら、やぶをかき分け、進む。 (◎o◎;)

時光さんのフライラインが見えるところまできて、キャスト
を再開。
数投したところで、ルアーの後方からチェイスしてくる魚影
確認!!!
       (;`ー´)o/ ̄ ̄ ̄ ̄~  >°))))彡 
しかし、反転。
ドリーか??レインボーか??

しばらく粘るが、また口笛。
少し開けたところに出た。

ジョニが待っていて、
「これ ベア トレイル ね。」
熊の獣道・・。
    

「これ Wolf」・・・  狼の足跡!!

そして

「でっかいクマだよぉ。 来て来てぇ」

クマ実物ではないが、足跡。。

やっぱ、やべぇじゃん、ここ! 足跡新しいし!!!
   
ビーバーの巣はあるし・・・。
    
時光さんを見守りつつキャスト。

反応なし。。

ジョニーの写真も撮ってみる。

こんな静かな日で、じかんも時間で、サカナはナーバスになっているから、ヤハリ難しいようだ。。

   

「さぁ、帰ろうか」そういって引き上げるジョニー・・

歩くの はぇぇよ!!!!

おい!! おまけにスポットにハマルし!!!コケるし!!

お願い・・こんなコワいところにおいて行かないで〜!!!

ヤブをかき分け、歩を極力早め、車に戻ったときにはアセがフキでていた。。
   
バンに戻ると、続いてハンター仲間が車で様子を見に来た。
「No Fish・・・」
「No?!?!?」  \(◎o◎)/!
驚かれた。。

ん〜残念。

ジョニーがハンターの友人と話してる間、水を飲み、
汗を拭き、イップク。

ハンター友人の家ではムースは既に解体され、クビが
トラックにゴロンと乗っていた。
お礼を言い帰途につく。
    

帰り道、ソルドトナのスーパーマーケット「SAFE WAY」に
寄り、買出しをする。

バンメシのローストチキンを買うのだ。

ここには、州のチャンピオンのカボチャが

デデーンと展示されている。

「the Roughneck
    a 1019 LB Pumpkin
    Growner by
       D.J.MEGCHELSEN of Nikiski」

Roughneck・・・アラクレモノ。石油採掘労働者。 
アラスカにぴったり?かも?

ニュースにもでてた。
  http://www.adn.com/news/alaska/story/8145567p-8037815c.html

18:00 ロッジ帰還。

荷物、タックル整理。

バンメシはチキン。
イクラ丼。。

フロに入って明日のプランを検討。

さて、どうする・。・・

あと1日しかない 時光さん次第。

昨日今日の様子から、スチールヘッドは望み薄のため
キナイリバーでシルバーを狙うことにした。

夜・・・
アラスカのビデオを見て、
ジョニーとしょ〜もないハナシをして、
23:30までおきてた。



    


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