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 鉄塔春日部線 #1 No53号〜No44

2006/5下旬。それは突然始まった。
ただ、いい天気だった。
快晴の中、特に行くあてもなく自転車を漕ぎ出した。
しかし、出かける前のテレビで埼玉西部には大雨注意報が出ていることを報じていた。
こんなにいい天気なのだから、気にしない。
とにかく出かけるのだ。

しかし「あて」がほしい・・・
最初は自宅から至近の53から始まった。
52、51・・・・49までいってオヤジは思った。
「これならいけるか・・?ま、いけるところまでいってみよう」
このときは「楽勝」と思っていた。
オヤジはアリジゴクへ足を踏み入れた。


◆「No53」 
2006/5下旬。14:30
ソロでサイクリングにでかけた。
スタジアム周辺はレッズの試合で混んでいるだろうから、避けたい。
じゃ、どこいくか・・・とりあえず 53へ行ってみる。住宅街。


◆「No52」 
52へ行ってみる。
綾瀬川と伝右川の間にある。時間にして3分。
住宅街。カンペキ徒歩圏・・
しかし、こんなキッカケでもなければ、めったに近寄らない自宅近くの超マイナーな
ところである。




◆「No51」 
51。 綾瀬川を北東に渡る。
田圃の中。 散歩コース。楽勝。
とりあえずプレートをカメラへ納めようとあぜ道へ。
どどどわ〜!!!! ヘビだぁ!!!!石!石!!!投石!!
ヘビは田んぼへカマ首を上げて退散・・・
うぅぅ・・・ のっけから ハプニングですか・・。



◆「No50」 
国道463沿い。これも徒歩の行動範囲。
国道脇。楽勝、楽勝。



◆「No49」 
49。
少し徒歩圏からは遠くなってきた。
決心。いけるトコまでいってみよう。
どうせ、あてもなく自転車こぐだけだし。
目標はあったほうがいいし。
鉄塔間は5分とかからない。 つうわけで 「鉄塔 春日部線」の始まりである。。


MAP No53〜43 (左の文章のとおり、実際には下のほうから辿ってきています。)       Clickで全体MAPへ

  北に鉄塔を辿る。


◆「西越谷線No55」  49〜48へ行く途中送電線が交差している。
48〜47への途中、岩槻の「イチゴ狩り」のビニールハウス脇に、
鉄塔がある。
「西越谷線」
これを辿る日もくるのだろうか・・・。





◆「No48」 
48・・・赤白の鉄塔。一際高い。

この鉄塔からすこし北北東よりにルートが変わる。
 


◆「No47」 
47号。田園地帯。
新463から少し北側の田んぼに入ったあたり。
遮るものがなく、ただ田んぼが広がっているあるだけ。
あぜ道を歩いて鉄塔まで30m。
反対側から、田んぼの持ち主とおぼしきお母さんが歩いてくる。
鉄塔にカメラを向けて写真を撮るおいらをみて、あのお母さんは
「何者。。。?」と思うことだろう。
そんな思いがよぎり、2回シャッターを切り引き上げる。
鉄塔を北に向かって写す。



47から北に46、45、44を望む。
黒雲が迫っている。


◆「No46」 
ここから、田園地帯を「あみだくじ」のように、鉄塔をめがけて進む。
田園の中の民家脇。
46号。北から南へ向かい撮影。
脚の間から、47を望む。




◆「No45」 
45。
しらこばと水上公園東側の田園地帯。
出てくる前 埼玉西部に、大雨洪水警報が出ていた。
雨雲はそこまで迫ってきており、遠く埼玉スタジアムが雨に降られているのがわかる。
暗いのでフラッシュをたいて撮影。




◆「No44」 
44。
しらこばと水上公園東側の田園地帯。
西の空から雨雲接近!!!
ゴロゴロ遠くでカミナリが鳴っている!!!
鉄塔なんてイイ標的じゃん!!
遠く、雨が降ってているのが見える・・・
44を撮り終わった直後、イキナリ飛沫のような雨が降り始めた!



雨粒が大きくなると共に、風が吹き出した!! 横からたたきつける。痛い!!
田園地帯なので、遮蔽物がなく雨宿りができない。  走る走る!!
国道 新463号の地下道まできて、雨宿り。。。   いっぷく。
初夏の夕立。  風流ではあるが、シャレにならないくらいズブ濡れ。

20分ほどたって雨足が弱まったところでこぎ出し、自宅へ。   即シャワー。

  
まだ5月である。
今日は雨が降るまではあたたかく、少し汗ばむ心地よい天気だった。
ヘビに出くわし、そして雨に打たれた。 クールダウンにしてはシャレにならない雨。
ハプニングを期待してるわけではないが、少しはシゲキになったか。


ずぶ濡れで玄関に入ったとき、家には娘がいた。
「あ・・雨降ってる・・?」

「カミナリ鳴ってんじゃん! 気がつけよ!」
鈍感娘ではある。

イイ年して、ガキのようにスブ濡れで帰ってきたオヤジの「少年のようなキモチ」は、
ヤツには到底理解できないだろう。


そして、オヤジの冒険は翌日、No43へ続くのである。
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